今回もCHEF-1グランプリに山下泰史シェフがファイナリストとして進出されました。
山下泰史シェフは過去3回の大会全てで決勝進出を果たしていて、準優勝1回という最も優勝に近いファイナリストといっても差し支えないと思います。
ですが、夢が手に届く距離まできたと感じた時に、あと一歩のところでその夢を逃した時、精神的なダメージはかなりなものになりますよね。
初回大会が2021年でしたから、コロナ禍で飲食業界は精神的にきつかったと思われるときから4年間も、一度下がってしまったモチベーションを高めて次の年も優勝に手が届くところまで持っていける精神力は並大抵のものではないと思います。
なかなかいい例えは見つかりませんが、毎年一生懸命勉強して英検3級に挑戦して3年連続で2次試験で落とされてしまったら精神的なダメージって結構大きいですよね。
山下泰史シェフの状況からすると、もっと過酷な条件の中でシェフ1決定戦に挑戦していると思うとすごいことだと感じます。
そんな山下泰史シェフがシェフ1決定戦になぜ挑戦し続けるのかとてもきになるので調べてみたいと思います。そして、自分のスタイルを変えることを潔しとしない山下泰史シェフが、今年こそは秘策なしで勝てると思う理由を考えてみました。
興味のある方は最後までお付き合いください。
山下泰史はなぜシェフ1決定戦に挑戦し続けるのか?
冒頭でもお話しましたが、念入りな計画と準備をしてあと一歩のところで夢を逃した時、人は想像以上に精神的なダメージを受けるものです。
夢を掴み損ねたときのダメージの例
プロのアスリートを目指す若いスポーツ選手で考えてみました。
子供の頃から毎日厳しいトレーニングを続け、学校の部活動や地域の大会で実績を積み、そして念願かなってプロの選考会に挑むことになります。
選考会ではこれまでの努力とスキルを全て発揮して順調に最終選考まで進みます。あと一歩でプロのチームに入れるところまで来たと思ったら、最終選考から外れてしまったとします。
これを自分の立場に置き換えたとしたら
次のような感覚が襲ってきそうです。
自分の価値や能力に対する疑念、失望感や無力感、そして再び挑戦し続けるための自信にも疑いが生じたりもします。
ところが、山下泰史シェフはそれを3回もはねのけて4回目のシェフ1決定戦にも挑戦し続け、今年もファイナリストまで勝ち上がってきました。
まさに不屈の精神力としか言いようがありません。
山下泰史シェフの不屈の精神力を支えている理由は?
家族愛と夢に対する思いだと私は思います。
山下泰史シェフは料理人として朝から晩までお店で働いているので、障害を抱えている子供たちを山下泰史シェフの妻がみてくれているそうです。
山下泰史シェフの妻も山下泰史シェフが時間の余裕がないことを理解してくれているとは言え、やはり申し訳無さを感じているのだと思います。
そのためにも、シェフ1で賞金を獲得したらその恩に報いたいという思いがあるそうです。
そしてもう一つの理由が山下泰史シェフの夢の実現だそうです。
山下泰史シェフは5年後くらいを目安に、今までにない障害者施設を作ろうと考えているそうです。
まだ具体的には語られていませんが、その障害者施設とは障害者の方と一緒に働けるレストランのようで、お店やファッションがカッコよくて音楽や料理などを含めた最高の環境を提供できる新しいコンセプトのレストランを生み出したいと考えていると感じます。
そのためにはお金だけではなく協力者や多くの情報なども必要になるため、シェフ1で優勝して発言力を高めるなどの環境を整えたいという思いがシェフ1に超戦し続ける原動力になっているように感じました。
山下泰史シェフの家族への思いや夢が叶って、山下泰史シェフの周りの人や料理を楽しむファンのためにも応援したいと思います。
山下泰史が秘策なしでシェフ1決定戦に勝つ理由3選
山下泰史シェフの信条は「料理のスタンスは変えない」ということのようです。
お店で料理を提供する山下泰史シェフのファンにとっては、山下泰史シェフの変わらない料理を頂くことができるのでとてもありがたいことだと思います。
ですが、それが勝負の世界になった場合にはちょっと違った見方が生まれてきます。
お店で出される料理を選ぶのも、審査員が料理の祭典をするのも、どちらも人それぞれの規準に従っていることに代わりはないのですが、一つだけ大きな違いがあります。
それは、「審査員が絶対!」ということ
お客さんがお店を選ぶのは、そのお客さんにとってそのお店が好きだからなんですが、たくさんのお客さんの中からファンの人達が増えてくるという特徴があると思います。
なので、お店の雰囲気や味やシェフの人柄も含めて、お店が合わないと思う人は来ないし、ファンになってくれればきてくれる。
シェフ1の審査基準は『料理に革命を起こせ』
ですから料理にフォーカスされているんです。
なので、料理の見た目と味が審査員に他のシェフの料理より勝っていると思ってもらう必要があります。
どういうことかというと、審査員も人ですから、多少なりとも好みは分かれるので、少しでも有利に戦うには審査員の好みをリサーチすることも必要になります。
それでも、山下泰史シェフの信条は「料理のスタンスは変えない」を貫き続けているのですから本当に真っ直ぐな方なのでしょうね。
秘策なしでシェフ1決定戦に勝てると思う理由3選
それは、山下泰史シェフには勝つための3つの条件が揃っていると思うからです。
まず1つ目は『技』ですが、これについてはシェフ1グランプリ全ての大会でファイナリストになっている唯一のシェフですので疑う余地はありませんよね。
そして2つ目は『洞察力』ですが、山下泰史シェフは審査員に合わせるための洞察力ではなく、料理の素材に向き合った洞察力で真っ向勝負を挑まれるのではないでしょうか?
つまり、素材を引き立てて何を食べさせたいのかが分かる料理を作ることだそうです。
須賀シェフのコメントと向き合うことは、成長するために大切です。しかし、須賀シェフの好みに寄せた料理を作るのは違う。僕の料理で「おいしい」と思わせられなければ、勝てたとしても意味がありません。そんな思いから、準決勝までは喧嘩するくらいの意気込みで駆け抜けました。
引用元:chef-1gp
普通に考えたら不利なように想いますが、山下泰史シェフが今までシェフとして生きていた中でいつも持ち続けていた考え方だからこその自信なのだと思います。
最後に3つ目は『決断力』ですが、山下泰史シェフは試作をほとんどしないそうでうす。
僕は本当に感覚でやっているところが大きく、基本的に試作ということはあまりしません。だからレシピもないんです。やってみて、食べてみて、こうしようというのをその時に決めます。『CHEF-1グランプリ』に関してもそれは同じで、実際、1回目、2回目のときは、本当に試作はほとんどしていません。
引用元:magazineABC
シェフ1という大きな大会でも、試作に頼らずその場で決めていける判断力は並大抵のものではないと感じます。
『技』『洞察力』『決断力』が揃った山下泰史シェフに運が味方した時、負ける要素はないように思います。
支えてくれている愛する家族のためにも今年はきっと優勝されると信じています。
山下泰史のまとめ
- 山下泰史シェフが過去3回の挑戦で優勝を逃しているのになぜシェフ1決定戦に挑戦し続けているかの理由は家族愛と夢に対する思いのお陰だと感じます。
- 山下泰史シェフが秘策なしでシェフ1決定戦に勝つと思う理由は『技』『洞察力』『決断力』が揃ったっているから。
ここまで山下泰史シェフについて見てきましたがいかがでしたでしょうか?
それでは、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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