松村沙友理さんが5月23日放送の【秘密のケンミンSHOW極】に出演されます。
松村沙友理さんと言えば、元乃木坂46のアイドルで、現在は女優やファッションモデルとしても活躍している大阪出身のマルチなタレントさんですよね!
今回の秘密のケンミンSHOWでは、なにわのオカンが華麗に使いこなすアレという言葉が紹介されます。
なにわ出身の松村沙友理さんも自由自在に使っているであろうアレという言葉の使い方や隠された秘密についても調べてみたいと思います。
それでは最後までお付き合い下さい。
【なにわオカンのアレの使い方がミラクル】
ところでなにわオカンが使うアレには様々な意味をのせて使うことが出来ます。
例えば、
例) “アレ持ってきて” (あの物を持ってきて)
例) “アレおっかねーな” (あの人おかしいね)
例) “アレ嫌やわ” (あの状況は嫌だ)
例) “アレアレで済むねん” (それで十分だ)
例) “アレアレ” (へえ、そうなんだ)
こんな感じでアレ一つで、人、物、状況を指したり、強調したり、会話の引き継ぎに使うなどなにわ弁の会話には絶対に欠かせない言葉なんですね。
さらにアレは会話をしているときの背景や状況やアクセントなんかでも数え切れないほどの使い方がある魔法の言葉でもあるんです。
なにわオカンの『アレ』の妙技を披露
説明だけでは何を言っているのかわからないと思うのでオカンとお隣さんの会話を想定した一例を紹介しますね。
オカンというのは標準語ではないんですが、名前が変わるとわかりにくいので標準語訳でもあえてオカンとさせてもらいます。
まずはなにわ弁での会話を見ていきましょう!
お隣さん:「アレ、オカンさんやったん?」
オカン:「昨日のアレ見てへん?あんなデカイ事故あったんやで」
お隣さん:「あぁ、アレやね、大変やったわアレ」
オカン:「最初はアレで済む思てたけど、結局アレが結構やばかったんや」
お隣さん:「ほんまアレ、怖かったわぁ」
オカン:「まぁアレ見てたら、アレはしゃあないわぁ」
お隣さん:「アレ言うてる、あの車のことやね」
オカン:「そうそう、アレも最近調子悪かったけど、アレで直ったんや」
お隣さん:「そうなん?アレで良くなったんや」
オカン:「じゃ、アレあとでアレするわ」
お隣さん:「アレアレ、はいはい」
途中で状況が混乱した人も多いかもしれないですね。
では、次に標準語(訳)ではどんな内容だったかというと、
お隣さん:「あら、オカンだったんですか?」
オカン:「昨日の事故見ました?あんな大きな事故があったんですよ」
お隣さん:「ああ、昨日の事故ですね、大変でしたね、あの事故」
オカン:「最初は軽い事故だと思ってたけど、結局あれが結構やばかったんですよ」
お隣さん:「本当にあの事故、怖かったですよね」
オカン:「まあ、あれを見てたら、あの事故は仕方ないですね」
お隣さん:「あれって言ってる、あの車のことですね」
オカン:「そうそう、あの車も最近調子が悪かったけど、あの修理で直ったんですよ」
お隣さん:「そうなんですか?修理で良くなったんですね」
オカン:「じゃあ、あれ後で持って行きますね」
お隣さん:「それそれ、はいはい」
なにわのオカンは頭の中でしっかりイメージできているんですね。
この表現力にはほんとオドロキです!
『アレ』はなにわの機転と豊かな会話術を物語る大阪文化だった!?
なにわのオカンは、日常会話の中でアレという言葉を駆使して、多様な意味やニュアンスを伝えることができるんです。
アレに込められた表現力はなにわの機転や柔軟なコミュニケーション能力を象徴してると思うんです。
例えば、どんな場面でも適切にアレを使いこなすことで、言葉に幅を持たせて人との距離を縮めるなにわの文化が象徴されていると思いませんか?
阪神タイガースのチームスローガンもアレ(A・R・E)?
実は、昨年のプロ野球で日本一に輝いた大阪に拠点を置く阪神タイガースの2023年のチームスローガンも、なんと
A・R・E
でも、アレではなくエー・アール・イーと読みます。
このスローガンには
という想いが込められているそうです。
そして、チームの最終目標にあるアレを目指していくという強い想いを表しているそうです。
ここで優勝という言葉をアレとすることで、プレッシャーを和らげる意味がこもっているそうで、こんなところにもなにわの機転が働いているんですね。
松村沙友理さんにも柔軟な機転と言語センスが!
大阪出身の松村沙友理さんは一見すると、愛らしい顔立ちと可愛らしい仕草が目を引きますが、彼女にはなにわ育ちならではの個性を見ることが出来ます。
例えば地元ロケでは
最近は大阪に仕事も含めて月に1、2回ぐらい帰ってこさせていただいて、こちらでのテレビのお仕事の機会も増えてきたんですけど、初めて会う共演者やスタッフの皆さんとも“昔から親戚やった感”があって、言葉も意識して使い分けなくても自然と関西弁に戻ってしまいます。
引用元:ORICON
という風に今でも地元に帰ると普通に関西弁で会話しているんですね。
もちろんアレという言葉を使いこなすなにわならではの機転や言語センスも持ち合わせているんだと思います。
そして機転といえば「さゆりんご」という愛称は自分の名前にリンゴにかけた遊び心からきているんでしょうか?
さらに、もともと看護師を志していた松村沙友理さんが、合格判定がつかずアイドル志望に転じたというのも機転を利かせて人生を切り開いていますよね!
夢への柔軟な姿勢が人生の岐路でも前を向いて新しいことにチャレンジしたことは、なにわ育ちならではの機転で運を呼び寄せたといえるのではないでしょうか?
言語センスはもちろん、柔軟な機転と個性的な一面が同居している松村沙友理さんは、なにわ育ちの個性派と呼んでも過言ではないと思います!
今後の活躍にも目が離せませんね。
松村沙友理のプロフィール
生年月日: 1992年8月27日(31歳)
出身地: 大阪府
身長: 164 cm
血液型: B型
職業: 女優、タレント、ファッションモデル
活動期間: 2011年 ~
まとめ
今回は松村沙友理さんの柔軟な機転となにわ育ちならではの個性について、アレというなにわ文化に象徴される方言の奥深さから探ってみました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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