隈研吾の代表作には自然という建築哲学があった!【情熱大陸】

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5月12日の情熱大陸では、建築家の隈研吾氏が取り上げられます。

隈研吾氏と言えば世界的に有名な建築家ですが、どのような思いで斬新なアイデアが生み出され建築作品として世にだしているのかを代表作を見ながら考察していきたいと思います。

興味のある方は一緒に確認していきましょう。

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隈研吾氏の代表作

隈研吾氏は幼い頃はねこが好きで獣医になりたいという夢があったそうです。

その夢が建築家を志すきっかけを与えてくれたのが、1964年の東京オリンピックだったことは番組でも紹介されていますね!

このことがあって、建築家に憧れてからは

建築家以外できる気がしなくなった

と語っていることからも、相当な思いがあったのだと推察できますね。

そんな隈研吾氏の代表作を振り返ってみたいと思います。

スターバックス 表参道店

木材をふんだんに使用した斬新なデザインで、隈研吾氏の代表作の一つとして広く知られています。

この店舗は2019年にオープンし、内装も無垢材を贅沢に使用したナチュラルな空間が特徴です。

天井から吹き抜けに続く大きな梁が印象的ですね。

引用元:スターバックス

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根津美術館

東京の中心部にある根津美術館は、隈研吾氏が2009年隈研吾氏の作品です。

コンクリートの箱型ではなく、大きなガラスの開口部から庭園と建築がアート作品と一体化した挑戦的な発想の作品で、開放的な展示空間を演出しています。

竹のアプローチ空間からも都会の喧騒を離れた静かな雰囲気が漂い、研隈吾氏ならではの自然と建築の融合が見事に調和された作品ですね。

引用元:KKAA

梼原・木橋ミュージアム「雲の上のギャラリー」

梼原・木橋ミュージアムは、隈研吾氏が2011年に手掛けた山梨県の美術館です。

最大の特徴は、忘れられていた伝統的な「刎橋」という木造橋の架け方を、敷地の地形に適応させるために「やじろべえ型刎橋」という新たな構法を編み出して復活させた点にあります。

この作品には地域文化の活性化、都市デザイン、構造技術、素材と伝統表現の融合などの挑戦的なデザインが公共建築の新しいあり方を示した傑作ですね。

引用元:KKAA

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新国立競技場

2019年に完成した新国立競技場は、小径木の集合体として外観に国産スギ材を使うことで日本的な庇を表現することに成功した作品です。

軒下部分のルーバーの密度を方位ごとに調整することで日本の伝統的な軒裏を現代的に再現することで斬新な作品に仕上がっています。

この競技場は隈研吾氏ならではの贅沢な発想と技術力で、日本の伝統美を現代的に再解釈した代表作といえますね。

引用元:KKAA

銀座歌舞伎座

伝統的な歌舞伎座の雰囲気を現代的にアレンジした、隈研吾氏ならではの繊細でモダンなデザインで、庭園を望む開放的な店内は、上質な抹茶を味わうのにぴったりのカフェ空間に仕上がっています。

密度の異なる竹のレイヤーを何重にも重ね、歌舞伎座の建物と日本庭園とをなめらかにつなぐ”竹林の空間”が一体化されています

まるで折り紙のようなユニークな空間が見事に表現されていますね。

引用元:KKAA

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隈研吾氏の建築哲学と自然

隈研吾氏の建築哲学は、自然との一体化にあります。

隈研吾氏は1964年の東京オリンピックで代々木競技場をみて、建築を手掛けた丹下健三氏に憧れて建築家を志しましたが、大学で教わることにしっくりきていなかったと言います。

そんな隈研吾氏が唯一刺激を受けた大学での体験が人生で最高の思いでだと振り返っています。

それは、サハラ砂漠の集落調査で”植物のような生命力に満ちた建築”(「大地とつながっている」「暖かくて生命力がある」)という建築に出会ったことだと言います。

隈研吾さんはそこに、自身が目指す建築の姿を見つけたのではないでしょうか。

コロナ禍を経験することで、今までの集中の流れに進んでいた建築は自然に戻るという転換点を迎えています。

つまり、『建築が閉じた箱』という考え方から閉じること自体を疑う

箱から出る、新しいライフスタイルモデル

として隈研吾氏は考えているそうです。

今までの常識を打ち破っていくということは、周りの目がきになるものですが、隈研吾氏は

好きに生きている人

がカッコイイ大人だと定義しています。

日本では組織に忖度することを社会から強制されるような雰囲気がありますが、海外では組織のことを気にしないで、「自分がそれを作りたいから作って」やるという組織に忖度しない働き方を見てきているそうです。

持っている自分のままで
自分らしく働く

そういう仕事をしている人はカッコイイし、そういう仕事が残る仕事になる

引用元:私のカクゴ

私もそのような生き方を目指したいです!

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隈研吾氏のプロフィール

  • 生年月日: 1954年8月8日
  • 出身地: 神奈川県横浜市
  • 趣味:旅行
  • 座右の銘:自由
  • 学歴:
    東京大学理科一類卒業
    東京大学工学部建築学科卒業
    東京大学大学院工学系研究科建築意匠専攻修士課程修了
  • 職歴:
    1990年:隈研吾建築都市設計事務所設立
    1996年:慶應義塾大学教授就任
    2009年:東京大学教授就任
    2018年:東京大学特別教授就任
  • 受賞歴:
    1997年:日本建築学会賞作品賞(登米町伝統芸能館)
    2001年:村野藤吾賞(那珂川町馬頭広重美術館)
    2010年:毎日芸術賞(根津美術館)
    2011年:芸術選奨文部科学大臣賞(梼原・木橋ミュージアム)
    2016年:フランス建築アカデミー金メダル
    2018年:プリツカー賞
  • 主な作品:
    根津美術館(2010年)
    スターバックス 表参道店(2011年)
    梼原・木橋ミュージアム(2011年)
    新国立競技場(2019年)
  • その他役職:
    高知県立林業大学校校長
    岐阜県立森林文化アカデミー特別招聘教授
    一般社団法人日本ウッドデザイン協会会長
  • 隈研吾氏の建築の特徴:
    木や竹などの自然素材を積極的に取り入れる
    伝統的な建築様式と現代的なデザインを融合させる
    温かみのある空間を生み出す
    地域住民との協働を重視したプロジェクトが多い
    その土地の文化や歴史を活かした建築づくりを心掛けている
  • 隈研吾氏への評価:
    現代建築界を代表する建築家の一人
    独創的な建築作品と地域貢献活動が高く評価されている
    国内外で数多くの賞を受賞している
    世界中の建築家たちに大きな影響を与えている

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まとめ

建築家の隈研吾氏について建築作品や建築哲学をみてきましたが、人生でためになる考え方をあらためて教えてもらうことができた気がします。

また、隈研吾氏はこんなことを話されています。

旅をした時は簡単に帰ってこれるような旅ではなく、少し長い旅をしたほうが良い。
長く旅を続けることで、
「自分が何をしたいかがわかってくる」
「何をどうしたら良いかも教えてくれる」

趣味である「旅行」と「人生」を掛けてわかりやすく表現してくれた言葉ですね。

それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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