こんにちは、ラクエンです。
2024年12月15日、岩田康誠騎手がJRAからスマートフォンの不適切な利用で騎乗停止処分を受けました。
【競馬】騎乗停止になった岩田康誠のズボン着用し、ルメール・坂井らが出走https://t.co/UdI4deJZRh
岩田が騎乗する予定だったこの日、岩田のズボンを履いてレースに出走する騎手も。5レースでは坂井瑠星が、8Rをクルミナーレで勝利したルメールも「Yasunari」の名前入りズボンを着用していた。 pic.twitter.com/6TL3hwt2ot
— ライブドアニュース (@livedoornews) December 15, 2024
今回の処分は、スマートフォンでYouTubeを視聴していたことが原因となっています。
岩田康誠騎手もJRAも、この行動に悪意はなかったと認識していますが、
なぜ、スマートフォンでYouTubeをきくという行動が騎乗停止という厳しい処分につながったのでしょうか？
その理由と今後のスマートフォン利用への影響について詳しく見ていきましょう。
岩田康誠騎手が騎乗停止になった理由とは
岩田康誠騎手の騎乗停止の直接的な理由は、中京競馬場から京都競馬場への移動中にスマートフォンを使用してYouTubeで音楽を聴いたことです。
岩田康誠騎手のスマホ不適切使用は「YouTubeでミュージックビデオを再生」 本日から30日間の騎乗停止https://t.co/4BUItGYdMN
— netkeiba (@netkeiba) December 15, 2024
JRAは、レースの公正性を確保する理由で騎手のスマートフォン使用を厳しく制限しています。
この規制の主な目的は、重要な情報の漏洩を防ぐことが理由です。
しかし、今回の事例は単に音楽を聴いただけであり、情報漏洩のリスクは低かったように思います。
それにもかかわらず、騎乗停止30日間という厳しい処分が下された理由は、JRAがルールの遵守を非常に重視していることの表れだと言えるでしょう。
スマホでYouTubeを聞くことが禁止されている理由とは？
YouTubeの視聴が禁止されている理由は、主にコメント機能の存在にあります。
YouTubeには外部とのコミュニケーションが可能なコメント欄があるため、JRAはこれを潜在的なリスクとして捉えていることが理由のようです。
JRAが騎手のスマホ使用により感じている重大なリスクの理由
- 不正な情報操作の理由
騎手が馬の状態やレース戦略などの内部情報を外部に漏らすことで、不正な馬券購入が行われる可能性が理由です。
また、外部から騎手に不正な指示が行われ、レース結果が意図的に操作されるリスクも理由と考えられます。 - 集中力の低下の理由
騎手がスマートフォンを使用することで、レース前の準備に集中できなくなり、パフォーマンスが低下する可能性が理由です。
- 信頼の失墜の理由
実際に不正行為が行われなくても、騎手のスマートフォン使用が知られることで、競馬ファンや関係者の間でレースの公正性に対する不信感が広がる可能性が理由です。 - 情報流出のリスクの理由
フィッシング攻撃などにより、競馬関係者の個人情報や機密情報が外部に流出するリスクも理由です。
実際、JRAでは過去に海外駐在員事務所でフィッシング被害が発生し、関係者のメールアドレスなどが流出する事件がありました
スマートフォンの利用には、このような潜在的なリスクが理由としてあるため、JRAも厳格に利用制限を定めているようです。
JRAは騎手自身のスマホで乗り換え案内や交通系ICとしての利用は認めていて、それとは別にJRAが承認した音楽や動画視聴できるアプリを入れたタブレットをほとんどの騎手が使用。
岩田康誠騎手もタブレットを持っていたが、自分のスマホでコメント機能があるyoutubeで音楽を聴いたことがルール違反に。— 山下優(スポーツ報知) (@thanks_jumboimo) December 15, 2024
しかし、音楽を聴くだけであれば、直接的な情報漏洩のリスクは低いと考えられます。
この点で、今回の岩田康誠騎手の騎乗停止処分は過度に厳格であるという意見があるかもしれません。
これに対しては今後は、スマートフォンでの特定アプリの検証を十分に行ったうえで、使用の条件を緩和して認めるなど、より柔軟な対応を検討する余地があるかもしれません。
ただし、競技自体の公平性を保つというJRAの使命を考慮すると現時点で騎乗停止処分は仕方のないことだと感じます。
岩田康誠騎手に悪意がないことはJRAでも認識！
JRAの赤井誠・美浦トレーニングセンター公正室室長は、岩田康誠騎手の行動に悪意はなかったと認識しています。
これは、岩田康誠騎手が単純に音楽を楽しむためにYouTubeを使用しており、悪意がなかったという事実を認めているということです。
しかし、JRAは岩田康誠騎手のルール違反に対して騎乗停止という厳しい姿勢を示しています。
これは、近年スマートフォンの不適切使用が増加していることが理由と考えられます。
今回の処分は、他の騎手に対する警告的な意味合いも含まれているのかもしれません。
今後、JRAは騎乗停止という厳格な姿勢を維持しつつも、技術の進歩や騎手のニーズに応じて、ルールの見直しや柔軟な運用を検討していく必要があるかも見守っていきたいと思います。
岩田康誠騎手の騎乗停止のまとめ
岩田康誠騎手の騎乗停止処分は、スマートフォンでのYouTube視聴という、一見すると軽微な行為が原因でした。
スマートフォンでYouTubeを聞くことが禁止されている理由は、近年の不適切使用が増加していることが関係しているようです。
岩田康誠騎手に悪意がないことはJRAでも認識されていて、この事は今後のルール見直しのきっかけになるかもしれません。
それでは、最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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